結婚したくないけど親をどう説得したらいい?結婚がめんどうくさいと思う時の対処法は?
結婚は人生における大きな選択の1つですが、だからと言って全ての人が結婚しなくてはならない、という事ではありません。
『結婚したくない』と考えている人のその選択を否定する事は誰にも出来ないのです。
しかし、多様化を迎えた現代でも、『結婚したくない』という選択には、親からの反対が少なくなく、その説得がもうめんどうくさい、といった悩みを抱えている人も多いでしょう。
そこでこの記事では、『結婚したくない』人がめんどうくさいと感じる親の説得について、具体的なステップについて調べてみました。
また、結婚自体がめんどうくさいと考える方の理由が結婚に対する不安やストレスである場合、そのネガティブ要素を軽減する方法もまとめましたので、自分の価値を大切にしつつ、スムーズに親との対話を進める為のヒントになれば幸いです。
結婚観と自分の選択
特に女の子って色んな生き方がある。仕事じゃなくて趣味優先でもよし、バリキャリ選ぶもよし、結婚して社会からドロップアウトするもよし。でもさ、本人がどう生きたいか分からない(=今時点では決断したくない)と、周りは何もいえない。誰かに決めてほしい女の子、自分の人生に無責任すぎる。
— 会社員フィオ (@olfio_reborn) December 7, 2024
結婚に対する自分の気持ちを明確にしよう!
多様化の現代、結婚に対する価値観も人それぞれと言ってよいでしょう。
昭和時代には多く聞かれた『行かず後家』といった言葉を発する事は許されませんし、また結婚を進めたりすることもハラスメント認定されてしまうことがあるくらい、結婚観は各自の自由といった風潮が少しづつ浸透してきたように感じます。
それでも、親を始め周囲の人から結婚を急かされた経験がない、という人はほとんどいないのもまた現代の実情です。親や友人からの結婚のススメはハラスメントとも言い辛いものですし、また強く拒否して喧嘩になるのも望むものではありませんよね?
こういった理由から『結婚したくない』と考えている人の多くが、社会的なプレッシャーに疲れているのではないかと思います。
社会的プレッシャーに疲れる前に、その対応方法を確立しておきましょう。
その為に重要な事は、自分の価値観の確立です。『結婚したくない』という自分の価値感を大切にして、親や周囲の期待に左右される事のないよう、結婚観をしっかり考えておくのです。
そのうえで、社会的プレッシャーに対応する為に
- 自分の価値観を示す:自分にとって何が大切なのかを示し、それを軸に行動する。
- 共有と理解を求める:信頼できる友人や家族に自分の価値観を共有し理解してもらう。
- 自己肯定感を高める:興味や趣味に取り組むことで自己肯定感が高まり、自信が持てる。
だからこそ自分の結婚観についてもしっかりと考え、その意思を理性的に伝えましょう。
親にとっては思いがけない告白なのかもしれない、と可能性を加味するだけでも気持ちの伝え方は変わるはずです。親の立場や気持ちを考える余裕を残しつつ、それでも曲げられない結婚観であるのなら、周囲の期待に捉われる事無く自分らしい人生を歩む事を目指してくださいね。
結婚がめんどうくさいと思う理由とその対処法
30代に近づいてきて結婚したい欲が高まると思いきやここにきて死ぬまで独身で良いかも?などと思い始めている
恋愛も結婚もめんどくさい
— 🌸無言小町🌸 (@yokuneteasobuyo) November 8, 2024
結婚がめんどうくさいと感じるその理由とは?
多様化の現代とはいえ、結婚に対してのイメージはそう変わっていないのかもしれません。結婚がめんどうくさいと感じる理由には
- 自分の時間が無くなる
- 自由にお金が使えなくなる
- 親せき付き合いがめんどくさい
などが挙げられるようです。
時間やお金については夫婦で話し合いをして解決を見る事も多いですが、親せき付き合いというと夫婦のみの考え方だけを押し通す事は難しいでしょう。
盆暮れ正月には帰省を求められたり、親せきの冠婚葬祭にも気を配らなくてはいけないといった負担がめんどうという印象を強くしているようですね。
結婚がめんどうくさいと感じる時の対処法とは?
結婚がめんどうくさいと感じるのは、ある種自然な事でしょう。自分の考えだけで押し通す事が出来ないものは、周囲との調整や反応を伺いみる必要があり、そういった気遣いは面倒なものですから。
だからこそ、結婚がめんどうくさい時の対処法に以下を参考にしてみませんか?
1. 自分の気持ちを受け入れる
まずは、自分が結婚に対して感じているネガティブな感情を整理してみましょう。その感情には何かしらの理由があるはずです。その原因ともいうべき理由を掴んでおくのは、今後の結婚観整理の為にも必要な事です。
2. 具体的な問題を洗い出す
結婚のめんどうくさいと感じる部分を具体的にリストアップしてみましょう。結婚準備の大変さ、相手家族とのコミュニケーションの難しさ、将来への不安など、具体的な問題点を洗い出すことで対策が立てやすくなります。
3. 小さなステップに分ける
結婚に関するネガティブ感情や問題は、そのステップを小さく分けて考えると対処しやすくなります。たとえば、結婚準備が大変だと感じるのであれば、タスクを1つ1つリスト化して優先順位をつけるだけでスムーズに進むでしょう。
4. 信頼できる人に相談する
友人や家族など信頼できる人に相談してみましょう。その際、結婚経験者のみならず離婚経験者にも話がきけると尚良いですね。他人の意見には、自分にない経験に裏打ちされた情報が大いに含まれています。誰かに相談する事で、新たな視点や解決策が見つかるかもしれません。
5. プロのサポートを利用する
結婚に対する不安が大きい時は、結婚アドバイザーやカウンセラーなどプロのサポートを受ける事も1つの方法です。専門家からは、結婚に対する不安やストレスに対する具体的な対処法や、目先を変えたアドバイスが貰えるでしょう。
だからこそ、自分自身に向き合って、適切な対処法を見つけられればメンタルも安定して、前向きな気持ちになれるでしょう。
結婚したくない、と親を説得するには?への説得具体例
結婚?💍妊娠?🤰離婚?💔終活?🪦
「めんどくさいから」
それが理由だった。この一文にざわっとしたなら読んでほしい!#中島京子
『#オリーブの実るころ』🦢🌿 pic.twitter.com/EtYcbDyVnT— 講談社文庫 (@kodanshabunko) October 21, 2024
反対されるだろうな、って思いながら伝えることがもうめんどうくさいんだよね。
結婚したくない理由を親にどう説得したらよいのか
まずは自分の気持ちを整理して、どうして結婚したくないのかを具体的に考えてみましょう。
そのうえで、親を説得する際のポイントを以下にまとめてみました。
1:『結婚したくない』理由を明確にする
『結婚したくない』と言っても、その理由は人それぞれ異なります。
- キャリアを優先したい
- 自由な時間・お金を大切にしたい
- 結婚制度に納得が出来ない
- 結婚に魅力を感じない
など、あなた自身の理由を明確にしましょう。その上で、親に伝えることで、より理解を得やすくなります。
2:親の価値観を頭から否定せず、理解する為の対話が必要
親世代と現代の価値観は異なる部分が多いでしょう。親が結婚を勧める理由も、
- 子供の将来が心配
- 安定した生活を送って欲しい
- 1人の老後を過ごさせたくない
- 孫の顔が見たい
など様々挙げられると思います。
これらに必ずしも子供が従う必要はありませんが、親は自分たちの経験則から結婚を推している事を理解することも必要です。親子関係をこじれさせない為にも、親の気持ちや考えを尊重しながら、それでも曲げられない自分の考えを伝えると良いでしょう。
3:対話の準備をする
2で書いたことの補足になりますが、対話は感情的にならず冷静に向き合う事が大切です。その為に
- 感謝を伝える :親が自分の幸せを願ってくれていることに感謝の気持ちを伝えます。
- 自分の考えを伝える :なぜ結婚したくないのか、具体的な理由を伝えましょう。
- 将来的ビジョンの共有 :結婚以外の形で追及している自分の幸せを説明します。
- 対話を続ける意思を示す:すぐの納得は難しいかもしれません。時間をかけ対話を続けましょう。
など、順を追って話を進めていきましょう。
自分の気持ちだけを前面に押し出して、これが私だ!僕だ!と認める事を強要してしまっては、今後の親子関係にもひびが入ってしまうかもしれません。親子で話し合う時間が取れる、そのこと自体も素晴らしい関係性ですので、その親子関係を繋ぎながら、自分の気持ちをゆっくりと理解して貰えるよう、焦らず取り組んでみませんか?
人は他人の目や世間的な立場を重んじるものです。他者のいる前では大声を出したり、一方的に話を詰めよう、などという行為には躊躇が生まれるかと思いますので、食事処の個室などが便利で良いかと思いますよ。
『結婚したくない』と親を説得する方法
『結婚したくない』事を親に理解してもらうためには、まず自分の価値感を説明しましょう。
それは個人の自由や自己実現など、あなたが人生において大切にしている事で良いのです。その大切なことが結婚よりもしたい事であって、自分が結婚以外のものに価値を感じているんだ、という事を親にも共有します。
そのうえで、その価値観の根拠となるようなデータや事実が揃っていると良いですね。この場合、近年の結婚と離婚の統計データや結婚しない人の増加傾向などでは根拠として弱いと考えてください。『誰か他の人』に置き換わって論点がずれてしまう可能性が高いからです。
根拠を持って示せるデータとしては、自分の収入や自己実現のバランスなど、あなたが立てているライフプランが望ましいでしょう。
こうする事で、親が心配している事への具体的な対策も練り易くなります。経済的な安定や将来の計画を無視しているわけではない、と示す事で、親の不安も和らげることが出来ますよ。
親子だと近しい関係なだけにお互いが遠慮なく喋って険悪になりそうなのも不安だったから、良い事がきけたわ。
結婚したくないと親に告げる時の具体例
先に述べた対話の準備を、実際にどんな風な言葉で伝えたら良いか、以下にまとめてみました。
- 感謝を伝える :お父さんお母さん、私のことをいつも心配してくれてありがとう。
- 自分の考えを伝える :私はキャリアを積みたいと考えてるから、結婚は今のところ考えてないの。
- 将来的ビジョンの共有 :私は結婚以外にも、自分の人生を豊かにする方法があると思ってるよ。
- 対話を続ける意思を示す:この話題は今後も話し合っていきたいな。
これらを実際の会話に組み込んでみると
『お父さんお母さん、私のことをいつも心配してくれてありがとう。今日は、結婚についての私の考えを話したいの。私は今のキャリアを大切にしていて、結婚よりも自分の時間を優先したいと考えているんだ。結婚観は人それぞれだと思うし、私も自分なりの幸せを見つけたいと思っててね。』
となります。このように、親への感謝を伝えながら自分の気持ちを示してみましょう。
最後に
『一度話したくらいじゃ、お父さんもお母さんも納得できないと思うから、この話はこれからも続けて行けると良いな。今日は、私の話を聞いてくれてありがとう。』
などと言葉を添えることで、次の対話への道筋をつけておくことも重要です。
まとめ
本日もピザっ🍕結婚願望ずっとなくて、その理由が結婚したら女性の負担ばかり大きいし、義実家の付き合いもめんどくさいと思ってたけど、してみたらしてみたでなんだかんだ一人より楽しいことが多くて、してみるもんだなと思ってます。本当は桃井かおり目指してたけどそんな甲斐性わたしにはなかったw pic.twitter.com/34nsmmgNfp
— りり🐈👒人事&社労士 (@Lili_5o0_0o5) October 27, 2024
今回の記事では、『結婚したくない』と考えている人が、めんどうくさいとかんじる親への説得について、具体的なステップを調べてみました。
結婚観は人それぞれであり、必ずしも親や社会の期待に応える必要はありません。とはいえ、『結婚したくない』という事を伝えないままでいては、いつまでも周囲から結婚を急かされる状況にもなりかねないのが現実です。そこで『結婚したくない』その理由を明確にして親と対話する事が大切になるでしょう。
『結婚したくない』と考える人の中には、結婚自体をめんどうくさいと感じている人も少なくないことも分かりました。
結婚自体がめんどうな場合は、その原因を取り除けば結婚に対して前向きになれるのかもしれませんので、周囲に相談してみたり結婚・離婚経験者から話を聞いてみるのも効果的かと思われます。
『結婚したくない』理由が、自分のライフプランに沿っていない、など自己実現のために不要と考えるのであれば、その時は親をしっかりと説得できるように対話を重ねましょう。
その場合は、決して感情的に自分の気持ちを押し付けるのではなく、お互いが考えを尊重し合えるように空気感を作り、その上で一度ではなく何度でも話をしてみるのです。
最終的に大切なのは、自分自身の幸せを追求すること。親を含め周囲の期待やプレッシャーに左右されることなく、自分らしい人生を歩むための第一歩を踏み出してみませんか。