結婚したくない実家暮らしの人の性格は?非正規雇用の人の老後はどうなるの?
最近、『結婚したくない人』と考える人が増えています。
特に、成人してからも実家暮らしを続ける人にとって結婚はそう魅力的に映らないようなのですが、そういった人はどんな性格をしているのでしょうか?
また、昨今では社会問題でもある非正規雇用も、この実家暮らしと無関係ではありません。非正規雇用では家庭を築き子供を持つだなんて無理、という気持ちから『結婚したくない』と考える人もいるようです。
この記事では『結婚したくない』と考える人のその理由や性格について調べ、また非正規雇用者の老後について詳しくまとめてみました。
実家暮らしが続く理由とその影響とは?
親が実家暮らしを強要してくるから早く結婚してしまいたい…
でも実際自由が減るから結婚はしたくない…しょっちゅうLINEで言ってくるからブロックしちゃいたいわ
— よしずみ (@kandaLiand) March 16, 2021
結婚したくない実家暮らしの人の性格は?
結婚したくないからと実家暮らしをしている人の性格には、共通する傾向と心理状態が見られるようです。
1:安定志向と保守的な性格
実家暮らしを続ける人の多くは、生活や心の安定を重視し変化を嫌う傾向にあります。リスクを避けるため、新しい環境に飛び込む事に抵抗があり、
という思考パターンになるようです。
2:独立心不足と依存心
社会人となってからも実家暮らしを続ける事は、自立心を育てる機会を失う事と同じです。実家暮らしという事で、家賃や食費など1人で暮らす為の費用を親に甘える事ができ、家の事も母任せ、という環境では、
という考えが寝付いてしまう事で、自立心が育ちにくいという面があります。
3:社会不安と内向的な性格
実家での安全安心に慣れてしまうと、その環境を出て外部の人間関係を築く事に対して不安を感じる人もいます。これは結婚を考える際の大きな障壁となり
という心理から、結婚への意欲をそぐ原因となるようです。
非正規雇用の不安定さや物価高などの経済的な問題が、実家を離れる事を躊躇させるのです。
つまり、社会人になっても実家暮らしを続ける理由は
- 心理的な安心感
- 家族のサポート
- 社会的な影響
- 経済的な理由
の4つに代表され、『将来どうなるか分からないから、できるだけ生活を変化させたくない』との気持ちが強いと言えるでしょう。
実家暮らしの心理的な支援
実家暮らしからの自立を促したい時には、心理的な支援が必要だと言われています。
安心して暮らせる実家には親を始めとする家族のサポートがあり、経済的にも余裕が生まれますが、それがいつまでも続くとは限りません。生きていく為に自立は欠かせないのです。
そのためにも、心理的ストレスや不安を軽減させることを目的としたカウンセリングのほか、自立支援プログラムを活用してみましょう。
カウンセリングで適切なアドバイスを受ける事で
という意見が多く寄せられていました。
また自立支援プログラムでは、生活スキルや社会的スキルを学び、実家から独立して暮らす為の準備を整える事を目標としたサポートが行われています。
こういった支援を受けながら、同じような立場の人が集まるコミュニティに参加する事で情報交換もできますので、新しい人間関係を築く一歩を踏み出してみては如何でしょうか?
実家暮らしとも関係する非正規雇用の問題点とその対策
実家暮らしと密接に関係している社会的な影響と経済的理由ですが、これらに共通しているのが非正規雇用問題です。
先のコロナ禍でも顕著でしたが、非正規には雇用の安定と経済的な安心感がありません。この問題に対処する為には、経済的な支援対策や職業訓練による資格取得やスキルアップなどの機会を提供する事が必要です。
加えて、非正規雇用による不安やストレス軽減のため、カウンセリングや心理サポートも必要となるでしょう。また心理サポートには、支援コミュニティへの参加も推奨されています。
- 経済的に安定すれば自立できる!
- 支えがあれば何でも頑張れる!
- みんなで助け合う事で乗り越えられる!
といった作用があり、前向きな気持ちを育てるきっかけとなります。
非正規雇用問題は、社会全体で取り組むべきものであり、経済的な支援と心理的なサポート、コミュニティの形成が大切です。
特にコミュニティの形成、参加は、自分と同じ立場で頑張っている人から元気を貰ったり、自分もまた誰かの支えになる事も出来ます。そういった関係を築く事で、前向きな未来を見つめて行きましょう。
非正規雇用の人の老後はどうなるの?
フルタイムの非正規雇用で働いて20年近くになる女性は、
独身で実家暮らし。いまの職場は、経験と実績を積んでも評価は上がらず、
最低賃金のまま。
一人暮らしを始める余裕はない。両親から「私たちが死んだらどうするの」とよく聞かれる。
— しもじ (@Shimoji2) October 8, 2024
非正規雇用者の老後不安とは?
非正規雇用者の抱える問題は先に記しましたが、では非正規雇用のまま老後を迎えた時の課題とはいったい何でしょうか?その代表的なものは
- 不安定な経済力
- 社会保障の不足
- 社会的孤立
- 精神的健康を含む健康リスクの増大
です。
非正規雇用者は、一般的に定職者と比べて賃金が低い傾向にあります。
そのため、老後の資金を準備する事が難しく、定年後の生活費や年齢とともに嵩む医療費などの経済的不安が大きくなるうえに、非正規雇用者では年金や健康保険への加入条件が厳しく、社会保険制度の恩恵を十分に受けられない事も多いでしょう。こういった事情により
という状況が現実問題として浮上します。
また、非正規雇用者は長く同じ職場で働く事がなく、職場での人間関係が希薄になりがちである、という問題から社会的な繋がりが希薄になるとの見方もあります。これにより、老後の社会的孤立から『1人で生きていくのが不安』といった精神的ストレスを感じる人も少なくありません。
孤立・孤独は、人間のメンタルを大きく左右します。淋しさから精神的健康を損なう人もいれば、経済的な理由から医療機関に掛かることを躊躇い健康リスクを高めてしまう、そんな状態が非正規雇用の老後には珍しくありません。受診の遅れは病気の早期発見や治療の遅れに繋がる大きな問題点です。
非正規雇用者への対策とサポート
では、非正規雇用者でも安心して老後を迎えるための対策やサポートはどうなっているのでしょうか?
1:経済的支援
非正規雇用者の老後不安を軽減する為には、政府や自治体からの支援策を活用する事が必要となります。こういった支援策は、生活費や医療費の負担を軽減する事が出来るため、自治体に相談してみても良いでしょう。
非正規雇用者も、年金や健康保険制度に加入できる適切な制度改革が求められており、早急に具体策が議論される必要があるのではないでしょうか?
2:健康管理の促進
正社員などの定職者であれば、年に一度健康診断を受ける事が義務漬けられていますが、非正規雇用の場合は条件を満たしていないと自腹での検診となってしまいます。
そのため、多くの非正規雇用者が健康診断受ける事がない為、健康リスクを高め予防医療として健康診断が機能していない状態となっているのです。
年齢に応じて対象者にはハガキが届いたり、対象年齢でなくとも気になる部分について問い合わせ、検診の予約を取ることが出来るのです。
こういった情報は各自治体の公式サイトや広報誌等に載っていますので、年度替わりには自宅に届く広報の内容に気を付けて、チェックするるようにしましょう。
3:職業訓練などによるスキルアップ
安定した職への転職を見据えた職業訓練やスキルアップもまた非正規雇用脱却のための対策です。そのためのプログラムは政府自治体のほか、民間企業が提供しているものもありますので、そういった機会に積極的に参加してみましょう。
現在の勤め先に対する労働条件や問題点を相談したい時には、労働基準監督署に問い合わせる事も、自分を守る方法の1つだと覚えておいくと良いですね。
まとめ
非正規雇用の既婚率約10%…
これは国主導で何とかしないといけないのでは?少子高齢化の異次元対策の一つに雇用の安定を切に願います。
正規、非正規に関わらず結婚したくない人もいるんでしょうけど、世の中の至る所で人不足が言われてます。〇〇業界は人不足とか。目先の経済より人でしょ絶対。 pic.twitter.com/VXpeWkYTlM— あわじ@幸福の最大化 (@AJ_saidaika) March 23, 2023
この記事では、『結婚したくない』と実家暮らしを続ける人の性格に関する共通点の他、非正規雇用の問題と老後への対策についてまとめてみました。
『結婚したくない』という気持ちには、本心からのものと、社会的原因のほか内向的な性格などにより
『他人の人生を背負い、環境を変えてまで結婚したくない』
といった感情も含まれているようです。
実家暮らしであれば、非正規雇用でも生活に余裕がある事も自立を阻止する理由の1つでしょう。
しかし、非正規雇用の場合は老後の不安が付き物です。
老後を安心して迎えるためにも、実家からの独立と非正規雇用からの脱却を考えてみませんか?