50代独身女性の実家暮らしで無職は痛い?老後問題はどう解決したらいい?

何歳であっても、実家暮らしを他人から否定される謂れはありません。
しかし実際問題として、50代独身女性が無職のまま実家暮らしを続ける姿は『痛い』と言われることもあり、前向きに捉える人の方が少ないでしょう。
周囲のみならず、本人もまた無職のまま迎える老後に不安を抱えています。
この記事では、50代独身女性が無職なことを痛いと言われる理由と、実家暮らしでそのまま迎える老後を迎えるリスクとその対策について調べてみました。
50代独身女性が無職のまま実家暮らしを続けるリスクとは?
職業訓練の学校で女性陣が話してるのが聞こえて、同じ訓練生の20代後半の男性のことを「30歳手前なのに実家暮らしとかないよね」とか「マザコンなのかも〜」とか言ってたんだけど、話してた女性陣はみんな未婚の実家暮らし無職4、50代女性。
怖い。
— 柊さん (@jkanata_hiiragi) September 30, 2024

50代独身女性が無職で実家暮らしなのは痛いこと?
50代の独身女性が無職で実家暮らしをしている事を『痛い』と言われる理由には
- 家事は全て親任せに思われる
- 自立心がない
- 目先の事しか見えていない
- 親はいずれいなくなる、という現実が分かっていない
等が挙げられるようです。
実家で暮らしていれば、家賃や食費、その他生活にかかる費用のほとんどを親に頼ることが出来ます。無職であればなおさらその傾向は強いでしょう。
この事から、『50代にもなって無職で親の脛かじりをしている』と見られてしまうのです。

とはいえ、安心・安全な実家とはいえ、親がいつまでも元気に生き続けてくれるわけではありません。
そう言った未来予測という観点からも、将来の事を考えられていないのではないか?このまま何も変えずに生きていけるほど世の中は甘くないぞ、という警告の意味でも『痛い』と思われている可能性がありますね。
無職のまま迎える老後を迎えるリスクとは?
50代独身女性が独身のまま老後を迎えるリスクについては、どんなものがあるかご存じですか?
まず、働いていないという事は、不動産などの不労所得でもない限り、老後資金が圧倒的に足りません。数年前、大きな話題となった
『老後資金は2,000万円かかる』
と政治家が発言した事から、年金に頼りきりの老後では不安が募るという事実を多くの国民が突き付けられました。
そんななか、無職で居続ける場合年金の支払いも滞りがち、などの事態はそう珍しくはないでしょう。
その上、無職のままでは人間関係の広がりが少ないため、老後の孤独感にも苛まれる事もあるようです。人との会話に欠け、他者との繋がりを感じられない状態に、孤独死の将来を憂いて気持ちが沈み、場合によっては打つなどの疾患を抱えてしまう事もあります。

時間は誰にとっても等しく訪れるものであり、生きている限り歳を重ね老後を迎えるのは当然の事ですから、50代のうちに出来る事はやっておきましょう。

なかには、ご家族の介護をしていて実家から離れられない人だっているのに。

50代で独身の女性が無職で実家暮らしをしている状態には、各それぞれに理由があるでしょう。理由には他にも
- 人との関係が上手く築けない
- 親が実家から出る事は許さなかった
- 離婚して実家に戻ってきた
など様々なものがあります。
こういった事情に関係なく実行できる対策をまとめましたので、以下を参考になさってみて下さいね。
50代独身女性の老後リスクを軽減するために出来ること
退職したアラフィフ独身派遣社員。
私が見てもスタイルが良く女子力高めで魅力的な女性。仕事にも実直。
彼女は「男に好かれたいから」と私は到底言えない言葉を恥ずかし気もなく言った。で、お金ないと言いつつ老後の為にマンション買うって。それ、私も考える今日この頃🙄
— GARIN♥GDBB🦄namie4ev (@KARIN_GDBB) August 24, 2021

50代独身女性が今からできる老後リスクの軽減策
老後は生きている限り必ず訪れるものですが、昨日の今日といった具合に急になるものではありません。
独身・無職であっても誰に迷惑をかけるものでもなければ、基本的には問題ないものでしょう。
しかし老後を迎えた時、独身・無職のままだと孤独感を募らせたり、支出に悩まされることは前述しましたね。これは、実家で暮らしていても同じです。

実家という住む場所があるのは大きなメリットではありますが、それで老後の心配がすべて消えるわけではないと心得ておきましょう。
実家暮らしでも、住み続けるにはお金がかかることを踏まえて、老後を迎える前の今からできるリスク軽減をやってみては如何でしょうか?いかにまとめました。
1:投資を始める
給料が30年上がらないと言われている昨今では、自分で金融の勉強をして資産を増やす傾向にあります。国も投資を後押ししており、非課税運用をうたうNISAやideCoなど、新しいものも生まれました。
投資と聞くとリスクが先立って一歩踏み出すのが怖いと感じる人もいるでしょう。
NISA・iDeCoもまたノーリスクではありません。
そのため、投資運用には慎重さが必要となりますので、プロの手を借りてみるのも1つの手です。ファイナンシャルプランナーに相談をしても良いですし、相談料が気になる方は銀行や保険会社に聞いてみては如何でしょう。

2:自己スキルを高める
自分の持っているポテンシャルを伸ばしたり、新しい資格取得などスキルの向上に努めましょう。もともと仕事をしていて関わった事がある分野や、求人の窓口が広いものが先々の収入に繋がりやすいです。
リモートワークなど働き方の幅が広がっていますので、資格取得などスキルを高めれば在宅でも仕事する事が出来る可能性は高まります。
資格取得についても、教室に通って講座を受ける事無く、ネットで勉強して試験を受けるという方法もありますので、対人関係が苦手な方でも、費用を抑えながらスキルを向上させる道はあるでしょう。

3:婚活を始めてみる
基本的に婚活市場で需要が高いのは年齢の若い人です。特に男性は子供が欲しいケースが大半を占めるため、20代から30代前半の女性に集中していると言っても良いかもしれません。
しかし結婚相談所によっては、最初から結婚を意識したものでは無く、茶飲み友達のような関係性からパートナーを目指す婚活パーティーを開いてるところもあります。こういったパーティーでは、年齢層も似通った男女が集まりますので、若い頃の話や現在興味のある事など、話が合いやすいのも魅力的です。

もっとフランクに付き合える相手を求めて、気軽に一歩踏み出してみてはいかがですか?
50代独身女性が老後も続けるべきリスク軽減策
50代独身女性が老後前にできる対策を押さえた後は、老後も続けていくべきリスク軽減策を見てみましょう。
1:コミュニティへの参加
老後を独身のまま迎えるリスクの1つに、孤独があります。実家暮らしであれば、両親と過ごした想い出が多いのもあって、より一層孤独感を募らせてしまう事もあるようです。
孤独を感じないようにするためには、ボランティアや趣味サークルなど興味のあるコミュニティに参加すると良いでしょう。ボランティアに参加する事は地域貢献にも繋がり、自己肯定感を高める事が出来、また趣味サークルでは好きな事が同じ人同士で交わす会話の楽しさに繋がります。

2:地域イベントへの参加
実家暮らしであれば、小さい頃から自分を知っている近所の人や、幼馴染がいるというケースもあります。そのため、ある程度の近所付き合いは出来ている可能性がありますが、年数を重ねるうち近所の人が入れ替わることも意識しましょう。
また、子供がいる場合には広げやすい地域コミュニティへの参加も、独身の場合自分で意識していないとそのままスルーしてしまう傾向にあるようです。
住んでいる地域によりますが、令和の現在でも夏祭りなどのイベントがあったり、地域清掃や防災訓練など近所で集まる機会は意外とあります。
面倒だと思う事も多いかもしれませんが、誰が住んでいるか分からない状態にするのではなく、ここに住んでいるのは自分だと近所の人との交流は前向きに捉えてみませんか?

3:行政など公的支援を活用する
無職のまま老後を迎えた時、一番大きなリスクは資金が足りないという事になります。
歳を重ねると、身体にも痛みや異変が出やすく医療費がかさむ可能性が高いです。そうした時、目減りする貯金が辛く通院や治療を諦めてしまう人もいます。
そうした時は、行政など公的支援を頼りましょう。地域の役所でも相談する事が出来ますし、公的機関に直接問い合わせるのが不安な場合はかかりつけの病院で相談員さんに繋いでもらう事も出来ます。

必ずだれか信頼できる人に相談しましょうね。
まとめ
バブル期に青春を送り、消費生活をリードしてきたアラフィフ(45~54歳)の独身女性の多くは「老後も自分らしい生き方ができる」と思っている。
— kazuwo7 (@kazuwo7t) April 22, 2014
この記事では、50代独身女性が無職なのは痛いことなのか、またそのまま実家暮らしを続けるを続けて老後を迎えるリスクとその対策について調べてみました。
50代独身女性が無職でいるのは、自立心が無く先を見通す力が弱いと思われることから『痛い』と思われることがあるようです。
しかし、誰もが楽をするために実家暮らしをしているとは限りません。家族の介護や無理解により一人暮らしできない状態にあるのかもしれず、そのまま老後を迎えてしまう可能性だってあります。
誰もが安心して老後を迎えるために、今できる事や、歳を重ねてからでも続けられることを意識しましょう。少しの意識で、環境は変えられます。
1人で悩まず、相談できる人や公的機関の支援策についても、お住まいの地域で確認しておくといいですよ。