50代独身女性の実家暮らしは老後どうなる?無職とパートの違いを解説
50代の独身女性が実家暮らしをしている場合、老後の生活設計について不安を抱えることが多いです。
その中でも特に、無職とパートタイムで働くことの違いについて考える必要があり、
といった不安は多くの方が感じるものです。
無職の場合は、収入の無さから経済的な不安が大きくなり、パートタイムの場合は収入を得られはするものの、自由な時間の確保など、新たな課題も出てきます。
そこで、今回の記事では無職とパートの違いについて詳しく調べてみました。
50代独身女性が実家暮らしをする場合の、老後に必要な月々の金額についても調べましたので、自身のライフスタイルや健康状態を考慮し、どちらが最適かを判断する材料になさって下さいね。
実家暮らしの50代独身女性、無職とパートの生活費
@jinnai_tomonori 実家暮らしの50代で悪かったな😡それなりの事情があるんだよ😤私は病気、おかんは認知。
— ミゾレ (@1970Mizore) April 10, 2021
50代独身女性が実家で暮らすメリット・デメリット
50代女性が実家暮らしをする大きなメリットの1つは、生活費の負担が大きく軽減する事でしょう。
実家が持ち家であれば家賃がかかりません。家賃が必要ないとなると生活費がかなりお安く抑えられるようになりますね。
では50代女性が実家暮らしをするデメリットは何でしょうか?
一番大きなものは世間体のようです。様々な理由から実家で暮らす事を決めたのに、周囲から勝手な噂をされたり余計な忠告を受ける事が、心を疲弊させることがあるからでしょう。上手く受け流すか、周囲にきちんと伝ええられる理由があると良いのかもしれません。
実家で暮らす無職とパート、それぞれの生活費とその暮らし
実家で暮らす場合、無職とパートで収入がある場合では生活費に多少の違いが見られます。
【無職の場合の生活費】
無職で生活する場合、収入がないため、貯金や年金で生活費を賄う必要があります。
以下は、無職での月々の生活費のシミュレーションです。
- 家賃・住居費: 0円 (実家が持ち家の場合)
- 食費 : 30,000円
- 光熱費 : 10,000円
- 通信費 : 5,000円
- 医療費 : 5,000円
- 交際費・娯楽費: 10,000円
- その他雑費 : 5,000円
合計: 65,000円/月
無職の場合は収入減が限られていますので、 貯金や年金から65,000円/月の支出をカバーする必要があります。
その為、このまま働く事が難しいのであれば、将来の備えとして貯金や年金などの資産管理をしておきましょう。 現在の貯金額と月々の生活費を基に、何年分の生活費が賄えるかを確認し、 受け取る年金額と受給開始年齢を確認、生活費に対してどの程度カバーできるかを計算します。
こうした必要経費が貯金や年金で賄えるかどうかの試算は必須ではありますが、ただ収入減が乏しい事で将来への不安から心が疲弊してしまってはいけません。
心の健康を保つためにも、趣味を増やしたり、地域のイベントやボランティアに参加して社会とのつながりを持つ事も大切です。1人で自宅に籠りきりにならないよう、意識して日々の充実度を高める努力をしてみましょうね。
【パートタイムの場合の生活費】
パートタイムで働く場合、収入があるため生活費の一部を賄うことができます。
以下は、パートタイムでの月々の生活費のシミュレーションです。
- 家賃・住居費: 0円 (実家暮らしの場合)
- 食費 : 30,000円
- 光熱費 : 10,000円
- 通信費 : 5,000円
- 医療費 : 5,000円
- 交際費・娯楽費: 15,000円 (収入があるため、少し増やせる)
- その他雑費 : 5,000円
合計:70,000/月
パートタイムの場合:はある程度の収入がありますが、収入が生活費に足りない場合は、残りを貯金や年金から補填するようになります。その為、月々の生活費と収入のバランスを把握し、なるべくであればパートの収入で生活費を補い切れると良いでしょう。余力があれば、少額でも貯金をしておくことが将来や、万が一に事態への備えとなります。
ただし、身体に鞭打つような働き方はおすすめできません。身体を壊してしまっては元も子もないからです。生活費や貯金のことをおもえば、少なくない金額の収入を得る事は大切になりますが、それでも無理のない働き方を選び、体力負担を軽減する事も意識してパート先を選ぶことも必要だと思います。
そうして、ある程度自分の時間が使えるくらいのパート先であれば、趣味や友人との交流などホッとできる時間を確保する事も可能でしょう。生きている以上お金は大切ですが、少しは心に余裕が持てる生活は心身の健康のために非常に大切なことです。
50代独身女性、無職とパートの違い
実家暮らしの50代の先輩、老後余るくらい貯金あるって言ってて羨ま。やっぱ実家は強いな。
— のんさく☆花子 (@nonsaku) May 10, 2023
それと同時に心身ともに健康であることも心掛ける必要があります。定期的な健康診断にバランスの取れた食生活、そして適度な運動も取り入れて体力の低下を防ぐことはとても大切です。
健康診断は各地方自治体で無料や安価で受けられる措置が取られていますので、広報などを確認しておくとよいですね。
無職のライフスタイルと老後に備える具体的準備
仕事をしていないと収入面の不安というデメリットはありますが、時間の融通が利きやすいというメリットがあります。
以下に無職であるメリットとデメリットをまとめてみました。
メリット
- 自由な時間の確保: 自分の好きなことに時間を使える。
- 健康管理 : 体調を優先できる。
- 生活費の節約 : 通勤や仕事関連の支出がなくなり、生活費を抑えることができる。
- 副業の可能性 : フリーランスや在宅仕事を見つけることで、収入を得られる可能性がある。
デメリット
- 経済的な不安 :定期的な 収入がなく、年金や貯金に頼る必要がある。
- 社会的な孤立 : 職場での人間関係がなくなく孤立しがち。
- 老後資金の減少 : 貯金を取り崩ため、老後資金が不足するリスクがある。
健康管理に専念できる点はメリットですが、活動量が減ることで身体的な健康を維持するのが難しくなる場合もありますので、何か趣味や地域イベントなどを見つけて参加する事で運動量の確保や、周囲の人とに関係性を築く努力が必要です。
実例として健康に不安を抱える50代独身女性のAさんの場合を見てみましょう。
貯金と年金に頼る生活ではあるが実家暮らしのため生活費がかなり抑えられているいるAさんは、地域のボランティア活動にも参加して社会とのつながりを持ちながら、趣味の読書やガーデニングを楽しむ生活を送っているそうです。
でも仕事をしてない分人とのかかわりが減っちゃうから、地域イベントに参加する事は結構大事っぽい…やっぱり自宅に籠ってばかりじゃ孤立感が強くなるもんねぇ。
パートのライフスタイルと老後に備える具体的準備
パートタイムでは、時間的束縛があるというデメリットはありますが、毎月の収入がある分貯金を老後のために確保できるメリットがあります。いかに、パートタイムで暮らすメリットとデメリットをまとめてみました。
メリット
- 収入の確保 : パートの定期的収入が得られるため、経済的な安心感がある。
- 社会参加 : 職場での人間関係を通じて社会とのつながりを保てる。
- 年金額の増加: 一定の収入があることで、年金の掛け金が増え、将来の年金額が増える可能性がある。
デメリット
- 体力的負担 : 健康状態によっては仕事が負担になることもある。
- 時間の制約 : 自由な時間が減るため、趣味や家事の時間が制限される。
- 所得税や社会保険料: 収入が増えることで、所得税や社会保険料の負担が増えることがある。
- 仕事関連の出費 : 通勤費や仕事に必要な物品購入など、仕事を続けるための出費が発生する。
しかし、体力的な負担が増え自分の時間が削られるという側面もありますので、健康状態を常にチェックしましょう。パートの場合は社会保険等の加入がなされてない場合もありますので、会社負担の健康診断は受けられません。
だからといって健康診断に行かないという選択は危険です。病気は早めに見つけた方が肉体的にも金銭的にも負担は軽く済みますので、各地方自治体が組んでいる年間の健康診断を確認して利用してくださいね。
実例として、パートタイムで働く50代独身女性Bさんの場合を見てみましょう。
健康に自信のあるBさんは週に3回、地元のスーパーでパートタイム勤務をしています。収入を得ると同時に職場の仲間との交流もある事が日々のやりがいに繋がり、働く事で整った生活リズムで健康管理もしやすくなったそうです。
まとめ
記事にもあったけど、昔教えてもらってた実家暮らし独身女性の経理の先生が、結婚とか言われるの今だけだから気にするだけ無駄よ〜そこ越えたら40、50代からは周囲みんな実家で両親と一緒にいてくれるなんて親孝行のいい娘さんねぇって手のひら返して言ってくるから!って言ってて心強かった
— くそみそ📖⛄🎇🎁💦 (@ksmsboon) August 6, 2018
今回の記事では、50代独身女性の実家暮らしについて、無職とパートの違いと老後への備えについて調べてみました。
実家暮らしという事で、ある程度の生活費は負担軽減されている場合が多いですが、しかしどちらを選ぶべきか、無職とパートの選択は個々の状況によります。
無職であれば、自由な時間を活かして趣味や副業に挑戦することも可能ですし、パートタイムであれば、経済的な安心感と社会とのつながりを維持することができますので、それぞれにメリット・デメリットがある事も分かりました。
50代独身女性をとなると、自分のライフスタイルや健康状態を見極め、これから先の老後に繋がる人生をどう生きていきたいかも見えてくるかと思います。
無職とパートタイムのメリットとデメリットを天秤にかけて、最適な選択をしてください。どちらを選んでも、自分自身の生活を充実させる工夫を忘れず、豊かに過ごすための準備と心構えをしっかりと持ちましょうね。